作品紹介ならば続けられるかも、などと考えていましたが駄目でしたね。
やっぱり紹介するなら最新のものをどんどん取り入れていかなくては続かないのですね。
いつもの反省しない反省はこの辺にして、今回は前回同様に作品紹介。
しかし、またしても少し古い作品でございます。
ファミ通文庫(エンターブレイン)より刊行された、作 日日日 イラスト x6sukeによる
「狂乱家族日記」です。
1000年後に子供が現れるという予言通り、DNA鑑定の結果「閻禍の子供」の可能性のある人間・生物が複数発見された。
「閻禍の子供」の可能性のある者を家族として共同生活させ、どれが子供かを確かめるという通称「なごやか家族作戦」が開始された。
この共同生活を繰り広げる面々というのが、
母:見た目はネコ耳少女の自称二十歳の神 父:特殊部隊の行動部隊長
長男:極道一家の息子のオカマ
次男:全ての動物と意思疎通が出来るライオン
三男:生物兵器 長女:家族から虐待を受け続けた少女
ペット?:ピンク色のクラゲ
とまあ、なんだこりゃな一面な訳です。作品が進むにつれて家族が増えるのですが、初期メンバーの構成を書かせていただきました。
こんな面々ですので、各々が中々ヘビーな過去を秘めており、それを自称神である母・凶華(きょうか)が、。「頼もしいことにこの凶華様は全知全能だぞ!」という決め台詞とともに解決し、家族の絆を深めていくお話です。
この作品は初めて自分の部屋を与えられ、深夜にテレビをつけたら偶然これがやっていたのが縁でアニメを見て、そのあとラノベを買うという流れなのですが、
初めて見た時にはネコ耳の少女が出てきたことに対してチャンネルを変えてしまったのですが、その後、ライトノベルというジャンルを友人から教えてもらい、抵抗が少しはありつつ見たらはまってしまったという感じです。
ネコ耳=萌えアニメ=オタク=悪い
みたいな図式がまだ中学生一年生の私にはあったのですが、この作品をみて一気になくなってしまい、今ではサブカルが大好きになりました。
ま、今はアニメ好きレベルにしかなりきれていないので、どっぷりはまって楽しめていた時期が懐かしく思います。
私は神様家族とこれを初期の頃に読んだ影響か、家族ものがジャンルとしてかなり好きになりましたね。家族ものの特徴と言えば、心温まる話しが多くなるというところでしょうか。
この作品にも多く心温まるお話がたくさんあります。
私が一番好きな巻は参さつ目でございます。
急に集められら面々が家族としてのある程度出来上がってきた中、父親役である凰火に自称恋人が登場し、家族コメディとして読んでいて楽しいし、あまり触れられなかった凶華と凰火についての過去が少し触れられます。
以上、私の思い入れの深い作品でおもしろいと自信を持ってオススメを……できないのです。
この作品は私は大好きなのですが、なにしろキャラが多すぎる。
この作品には番外編もあるのですが、そちらで出てきたゲストキャラみたいなのも急に本編に現れます。一応、番外編が刊行されてから本編にも出てくるとなっているのですが、そのため刊行順に読まなければ不意に知らないキャラで現れます。
キャラがしっかり覚えられる人は問題ないのでしょうが、前に少し出てきたキャラなんかちゃん覚えきれない人には辛い作品です。
かくいう私も、番外編をおろそかにした結果、キャラに対して?を浮かべながら読み進めたことがありました。
最後にはネガティブキャンペーンをしてしまいましたが、八さつ目ぐらいまでは本編だけで大丈夫なはずなので、ぜひ読んでみてくださいな。
ではではみなさま、さい・なら。